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You and a button
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作詞 あきよ |
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結局残ってたものは
いつ消えるかもわからない
君が残した思い出と あの陽から遮断しているカーテン
ボタンを掛け違えたように
またなおせばいいんだけど
どうして上手くいかないのか もつれるどころか止まったままの指先
単純に好きだったんだけど
それが言えないままの恋
一瞬で取れたボタンは 音を立てて床へ落ちてった
ため息の混ざった缶ジュース
冷めてしまったあの夕食
しびれるほどの口付けを
忘れていくのが怖かった
空っぽの写真立てに
思い出したように飾る写真
君が居なくなったことを 急にリアルに感じて苦しい
拾いたいはずのボタンは
不器用な指先じゃ取れなくて
結局一度捕まえたけれど 落ちて転がって隅で静かに眠った
完璧に愛していたんだよ
それが言えないままの愛
伸ばした手じゃ届かないとこに 音を立てて君は堕ちてった
クシャクシャに丸めたレシートを
目的物めがけて投げた
甘いくらいの横顔が
消えていくのが怖かった
絶対に愛していたんだよ
それが言えないままの愛
影が落ちた部屋の隅じゃ ボタンの存在もわからない
泣きじゃくって戻ってくるなら
声が枯れるほどに泣きたいよ
痛いくらいのあの笑顔が
麻痺していくのが怖かった
首にまわしたネクタイを
結ぶように手に絡めるけど
ボタンさえ拾えない指じゃ
締めることも出来ずにただ揺れた
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