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□ Moon の 一年間 日記 □
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作詞 ◎Moon◎ |
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1年間…,すごく短かったな...
あなたと出会ってから、あっというまに春夏秋冬が過ぎ去った….
《4月》
新入生歓迎会で,あなたと初めて出会う.
あなたは3年生の先輩で、生徒会の会長だったんだよね。てきぱき仕事をこなすあなたは,すっごく視界に入ってた。
《5月》
バスケット部のクラブ祝決定会で,あなたに恋する。
先輩はみんな勝手にバカ騒ぎしてる中,一人後輩に気を使ってあげているあなた。
そんな姿にすっごくときめいちゃったょ。
《6月》
あなたと目が合っちゃった。
ローカを早足で通りすぎるあなたを見つめてたら、タイミングよくあなたが振り向いて,もちろんぼーっと見つめてた私は不意打ち…。まねけ顔…見られたかも?!
《7月》
3年生最後の試合。クラブ引退。
先輩,私知ってたよ?試合の前の日,私カギ当番だったの。先輩、一人体育館に残ってシュート打ってたんだよね。いくつもいくつもボールが体育館にころがってた。そしたら打ったシュートがリングにひっかかっちゃって、ジャンプしてボール取ったんだよね?でも、着地地点にボールころがってた。そのボールに少し、右足が触れたように思ったけど,あなたはバランスとってきれいに着地した.あのときでしょ?実は右足、痛めたんだよね? 痛いのに…,みんな心配するからわざとテーピングも巻かないで試合出たんでしょ?知ってたょ.先輩のことずっと見てたから.普通に試合してるように見えても、タイムアウトの時間,辛そうだった。56-55。一点リードされ中…。ラスト2秒,必死で右足痛いのをこらえてあなたが打ったシュート。きれいな放物線描いてリングをくぐった。試合終了,56-57。いつもCoolなあなたの嬉しそうなガッツポーズ...一晩中,いや,1年中,頭に焼き付いて離れなかった。
《10月》
あなたとローカでぶつかる。
「・・・・・・・。スミマセン…。」「大丈夫?」「・・・・・。(ペコッ…)」礼だけして通り過ぎてっちゃった…。いつもは私、いちいち友達に報告してたけど、このことは誰にも内緒にしておいた。ただ、必死で夢じゃないことを確かめた1日だった。
《3月》
あなたの卒業式。前の日、涙が止まらなかった。
「卒業証書、授与。」教頭先生の言葉がやけに胸に響く。あぁ、あなたがぁの紙切れを受け取った瞬間、あなたはもう…この学校からいなくなる…。あなたの名前が呼ばれた。顔を…、あげることができなかった…。ただ、ひざの上に乗せた手を、ぎゅっとにぎりしめて、あなたが舞台から降りるまで、動けなかった。最後に、元生徒会長からのあなたの言葉・・・。
頭の中が真っ白で、何を聞いても抜けていく。だけど、あなたのこの言葉だけは覚えてる。[ここ、我が母校に入学し、多くの人たちに出会えたことは、必然でもあり、運命でもあったと思います。また……]
運命…、ホントだよ。運命…なのかな?
ねぇ?あなたが運命というのなら、あなたと私の出会いも運命だと信じてもいいのかな…? かすかな希望…もたせてね?
ねぇ、あなたと出会ったのは運命だって、ホントにそう思える日がいつか、くるのかな? ううん。くるのかな?じゃなくて、来さしてみせるょ。
この1年間、無駄じゃなかったって言えるよう、ねぇ、、、私、頑張ってみるね?
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