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小さな花の一生
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作詞 あおいそら |
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春がきて 小さな蕾は小さな花になり
その小さな花は 彼に恋をした
生まれて初めて見た 彼の眩しさに
生まれて初めて感じた 彼の暖かさに
小さな花は恋をした
それは小さく切なくて 届かぬ思いだった
小さな花は彼に見てもらいたくて
必死に懸命に 咲き続けた
梅雨が来て 小さな蕾は小さな花になり
その小さな花は 彼に恋をした
太陽は雲に隠れ 雨が降り始めた
小さな花は雨に濡れ
小さな花は涙した 彼に会えない日々に涙した
夏が来て 小さな蕾は小さな花になり
その小さな花は彼に恋をした
春よりも 眩しくなった彼に
春よりも 暖かくなった彼に
小さな花は恋をした
秋になり 小さな花は死を覚悟した
一度でいいから 彼と心通わせたかったと
冬になり 小さな花の命は・・・・
儚い一生を彼に捧げ 何も得るものは無かったのに
小さな花は幸せそうに枯れていった
春が来て 新しい芽が・・・
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