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雨の日、歩道橋の下から見えた人は私の愛する人じゃなくて‘好き’な人。
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| 作詞 美崎 |
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雨が降っていた 夜
オレンジの傘を差した私が
歩道橋の下に来たとき
自転車に乗って傘を差し 友達に
‘じゃぁな’
と笑ったあなたを見た
どうしていいか わからず
思わず後ろを向いて 傘で顔を隠した
雨の匂いと電灯の光 通りの車の騒音
どきどきして どうしようもなくて
呆然と立ちすくんだ
振り向けばもうあなたはいなかった
何年も 何年も 片思いし続けた
初恋の人だったから
どんなにカッコイイ人が現われたって
あなただけは翳むことなく 私の目に鮮やかに。
あなたのどんな顔を知ったって ダサくたって
嫌いになることは無い、…なんて
まさに一方通行の運命を感じちゃうよ
忘れた頃に夢に出てきて
まるで忘れるなって言うみたいに
私に笑うんだ。
‘バーカ、ちげぇよ’って。
いつも人の事バカっていうけど
その声は誰よりも優しさに満ちていて
大好きだった 本当 大好き。
はじまる事の無い恋だったけど
仲良しの友達止まりだったけど
今も ずっと 好き
連絡取りたいとか
会いたいとか
気持ちを伝えたいとか
今さら思わない。
本当に 純粋に 純愛に 好き
何も求めない
ただ ただ 好きで 好きで 好きで 好きで。
この気持ちが私の中にあるだけで 良くて
あなたの隣の場所も あなたのぬくもりも
何も 何も 何も いらない。
こんな幸福な気持ちになれるのは
きっと生涯 あなたに対してだけ。
これから私は恋をするだろうし
誰かを愛して 愛されて…。
その人をどんなに愛したとしても
あなただけは 私の記憶から消せない
この世に居てくれるだけで いい。
なんて心から言える自分が 不思議でしょうがない
人は求め続ける欲の塊なのに
私はあなたを心底好きになれて 幸せ
そしてこんな幸せな気持ちをくれて ありがとう
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