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蜃気楼
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作詞 ミキハウス |
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青紫な夜明けを僕ら二人で歩いてた
自販機の前佇んで 君はコーヒー買ったっけな
吐く息は白く 呑むコーヒーは黒く
ただ宛てもなく 話すこともなく
素通りする時間たち 気まずさは何故かない
僕と君の間に 冷たい風が吹いてきた
暁に目が眩んで 涙腺微かに揺れて
照らされた川が乱反射してる 綺麗だな
意味のないデートさ つまらないデートさ
僕らを横切る蜃気楼 冬の蜃気楼
6畳間のアパートに隙間風が踊る
シミだらけの天井が微かに揺れる
霞の向こう側 朝日がまた昇る
二度寝も気が引けて 僕はコートを着て
後にした部屋と 広がる眠った街
僕らの間には どれほどの街があるんだろう?
朝靄が体包んで 急に寂しくなって
君の癖毛を思い出す 隣を不意に見ちまった
意味のない散歩さ つまらない散歩さ
悲しい過去は蜃気楼 掴んでも何もない
朝を伝える一台の軽トラック もうそんな時間か
僕の一日はこれで終わりさ 帰ったらまた寝よう
君の夢を見てしまわないか それだけが心配さ
暁に目が眩んで 涙腺微かに揺れて
照らされた川が乱反射してる 綺麗だな
意味のない散歩さ つまらない散歩さ
僕らを横切る蜃気楼 冬の蜃気楼
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