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Untitled
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作詞 藍色 |
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新品のノートを一冊買ってきて
新しく芯を入れたシャープペンで
私は辛いことを必死に書き殴った
泣きじゃくりながら濃く強く同じ文字をなぞって
次のページにも次の次のページにも
消えない私の痛みを残した
いつもよりも汚い字で
いつもより汚い言葉で
必死に必死に罵った
知ってる人も知らない人も
皆罵って泣きじゃくりながら罵って
手の横が黒くなるまで罵って
私の汚い言葉が尽きるまで罵った
涙で滲んだ白いページの端っこが
頼りなくふにゃふにゃとふやけていた
そこにお構\い無しに私の思いをぶつけたから
とても簡単に破けてしまった
白かった1ページを黒く染めた後
「明日は次のページに何かを書くのか」と
最後の一粒を泣いた
そして
私が明日事故か何かで死ぬことを願った
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