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HELL SIDE RESIDENTS
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作詞 天観聖 |
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あの世の住人の 叫び声が聞こえる
早くこっちへ来いと 耳元で笑い始める
深い闇の奥で 誰かが手招きする
歩き進んだ分だけ 視界が深紅に染まる
何も無く 何も見えない空間を
ただ血を流しながら 手探りで僕を探す
苦痛に 体を呑み込まれながら
快楽に包まれながら 溶かされる
黒い花束を持ったまま
欲望の闇に 掻き消されて逝く
今すぐ助けてと 誰もがそう願っている
立ち止まった数だけ 漆黒が体を触る
音も無く 何も感じないモノクロが
ただ渦を巻きながら 心だけ蝕んでく
叫びは 闇の中で響くだけ
声でさえも掠れてゆき 無くなる
紅い雨だけを浴びながら
虚しい闇に 溶け込んで逝く
何も怖くなかった
ただ自分が消えるのを 待つだけ……
体が 地獄の住人に拾われる
ただ切り裂かれながら 捨てられる
白い光の帯でさえも
手を伸ばせば 掻き消される
黒い花束を持ったまま
底無しの闇に その身を預けて 眠る
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