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皐月
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作詞 伊緒 |
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わがままな私には分からなかった
自分がどうしようもないわがままだってことも
自分がどうしようもないうざい奴だってことも
貴方が伝えたかったことも
貴方が伝えたいことが分からなくて
私の気持ちを伝えることができなくて
でも謝ることはできなくて
途方に暮れた
静かな部屋でスイッチを入れ
大好きなアルバムを流し出す
調度これを買ったときぐらいから
貴方のことをすごくすごく好きになり始めてた
その中でも私の一番好きな曲
『皐月』
あのメロディがすごく綺麗で大好きな曲
そして歌詞は切なくて
本当は違うけど
今の私の気持ち そのままだった
途切れていたメールを繋ぎ始める
もう貴方からは帰ってこないかもしれなかったけど
今しか伝えられない
どうしても伝えないといけない
貴方のメールを読み返しながら
ゆっくり文を作っていく
あのとき言えなかった言葉を今度は絶対伝える為に
出来上がったメールはすごく長くて
だけど私の気持ちを全部詰め込んだ
そして一緒に添えた『皐月』の歌詞
まだメールは帰ってこない
遅くてもいいからメールが欲しい
今度は絶対貴方の気持ちを受け止めたいから
─声は唯届かずに その手を擦り抜けて行く
涙はまだ零れずに あなたを捜してる─
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