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Lament
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作詞 nayura |
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「内用薬、1日3回食直後に飲むように」
そう書かれた袋には私の名前が
変なことだけマメな貴方はいつも教えてくれた
そのお陰で今はもう持病は治ったみたいです
「こんなあたしでも好きになってくれるの?」
なんて劇(ドラマ)染みた言葉
言えるのも言えたのも全て貴方の所為
ねぇ、私がまた不安や、心配、弱音を吐いたら
いつもみたいにそっと優しい顔して励ましてよ
ねぇ、私がいつまで経っても病気が治らなかったら
ずっとずっと貴方は私と一緒にいてくれたの?
「快方に向かっている」との医者の言葉
その時から貴方は既に浮かない顔をしていた
その瞬間、ほんの少しだけだけど私は気付いてた
「私にはもう頼れるもの等きっと無いだろう」
あたしの元気な姿を貴方は見たくないの?
ヒビ割れたガラスが全て粉々に割れて壊れてしまったみたいに
ねぇ、私がまた薬を飲むのを忘れていたりしたら
いつもみたいにそっと注意をしてよ
ねぇ、「私の病気、いつ治るかな?」なんて言った時
貴方は「俺がいれば大丈夫、すぐ治るよ」だなんて
現実に起きた昔の理想は儚いものでした
雨に濡れた私を見て貴方は冷たく微笑んだ
「お前の元気な姿を見れて、俺は嬉しかった」
「嘘でしょ?待ってよ」
と言っている私を嘲け笑うかの如く、雨は激しく降る
視界から貴方は消えてしまった
ねぇ、もし今逢えたとしても貴方に話しかける勇気が無いよ
どうすればいいの?
私たちもうこれで終わりなの?
それとも元々始まっていやしなかったの?
ねぇ、もし私がここで死んじゃったら貴方は後悔とかするのかな?
なんて思っちゃったりする
けれど、そんなんじゃない
貴方はきっと、いや、寧ろ喜ぶだろう・・・・・
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