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冷たい夜の詩
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作詞 天観聖 |
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悲しんでいる君が 目の前に居る
僕は目を瞑ることが出来ずに 俯いたまま
君の肩にそっと 掌を降ろした
君は僕を見上げて 呟いた
「もう 離れたくない……」
二人で聞いたあの夜の雨は
想いを奏でる だから
僕は君を強く抱き寄せた
「もう 離さないから……」
手を繋いで 歩いた桜並木
いつも二人いっしょだったよね
いくつもの想い出がよみがえる
僕は涙を溜めながら呟いた
「もう 行かなくちゃ……」
君は僕をそっと 抱きながら泣いた
もっと傍に居たい 今は
そんな君は もう傍に居ない
「どこに行ったの……」
ずっと さまよい続けた
君が傍に居ない夜を
あの冷たい夜を……
僕はもっと君と 寄り添っていたかった
「抱きしめたい」 だから
溢れるこの声が 君に届くのなら
「君に逢いたい……」
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