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ガラクタの街
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作詞 春祈 |
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灯りもない静かな真夜中
かつて街だった筈の場所の
崩れ落ちたビルの残骸の上で
口笛吹いてたあんたの
鉛の翼がとても冷たい色に見えた・・・
「過去ぉ?んなもんは瓦礫の下敷きよぉ」
いつまでも『あの頃』引きずってるボクには
そんなあんたが羨ましかった・・・
いつまでも朝が来ない街の
瓦礫たちを優しく照らす
遠くででも手を伸ばせば
届きそうな月の光は
あんたの鉛の翼輝かせてた・・・
「未来ねぇ、ま、そのうち来るんじゃねぇ?」
『明日』が来るのが怖いボクには
そんなあんたが羨ましかった・・・
瓦礫もあんたも何もかも
照らす月の光は
こんなボクの事も
照らしてくれるのだろうか・・・
ガラクタの街の朝はまだ・・・
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