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not return.
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作詞 sayu* |
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夏の暮れ方 薄ら光りに揺れる影は
少し背の高い向日葵と いつもより小さくなった私
枯れてしまった声 思い出すのはさっきの出来事
嗚咽混じりで交わした会話 これが最後
それでも想い続けていた 全部が嘘である、と
さよならが聴こえない 耳を塞ぐ仕草
聴きたくないのよ そんな言葉は欲しくない
まだ行かないでって、蝉の声に掻き消された
しゃがみこむ地面 もう何もかもいらない
夏の大三角 遥か彼方に浮かぶ光(ホシ)が
滲んだ紺に紛れて いつもよりぼやけて見えた
枯れ始めた向日葵 巡る記憶はさっきの出来事
嗚咽混じりの私を置いて これで最後
それでも信じたかった 全部が夢である、と
さよならを巻き戻して 耳を塞ぐ仕草
放したくないのよ 重ならない手が落ちる
私の言葉も全部 日々の喧騒に連れ去られた
振り絞る泪 今何もかも溶かして
一面の紺に包まれた世界の中で 私一人
泣いているの 啼いているの
さよならが聴こえない 耳を塞ぐ仕草
聴きたくなかった そんな言葉も貴方も
好きだったんだ、夜の静寂に響いて 舞った
しゃがみこむ地面 もう何もかもいらない
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