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いじめてしまった
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作詞 Linnaeus |
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親友だった
優しい笑顔のあの子の
意外な一面を見つけてしまった
あの子は
本当は寂しくて独りぼっちで誰かに気付いて欲しくて
あんな事をしたのかな
万引きして
私たちの大切な友達に酷いことをして・・・
先生のまえでは猫かぶって
誰かの大切な友達を奪っていって・・・
私たちは先生に
「あの子、『ばれないから平気だよ』って言ったんです」
って報告して、全部あの子に罪を擦りつけた
『あの子、あんたの悪口言ってたよ。最低だよねぇ〜。だってさ、万引きもしてるんだよ、ありえないし、むかつくよね?』
私もあの子の悪口を言った
他のみんなも言ってた、って
また私は人のせいにして逃げるつもり?
あの子も
みんなを傷つけた
でも、それ以上に私もあの子を傷つけた
本当は
『そんなことしなくても、私たちは味方だから。あなたのこと、大切だからあんなことするの、もう止めて?』
って言ってあげれば良かったんだ
あの子は大事な、大事な親友だったということを忘れて
私は、我を忘れて
お互いを傷つけあった
あの子が悪くない訳じゃない
だけど、あの子だけが悪いわけじゃない
あの子の心に深く刻まれた傷は
一生消えないかもしれない
私たちの心に付いた傷は
ただのかすり傷で
意外とすぐに消えたんだ
あの子を守ってあげられなかった
しかも
わたしは
いじめてしまった
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