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ガラスの旋律
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作詞 鈴本亮良 |
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人差し指で、ひとつ、弾く
胸に響き渡る、哀しい音
両手を持ち上げて、振り下ろす
さっきとはまったく違う、騒音が響く
泣いていた君を抱きしめられなかったのは
僕という鍵盤が痛かったんだ
強く、強く打ち付けて
これ以上そばにいたら、壊れてしまうと思って
それが怖くって
一呼吸置いて、曲を、奏で
僕の胸を表\した、哀しい音
部屋中に響き渡るよう、泣き喚く
僕の指先は、そんな様子、表\して
泣いていた君を抱きしめられなかったのは
君が待っていたのが僕でないと
そう、気付いてしまったから
これ以上そばにいたら、壊れてしまうと思って
君も、僕も・・・壊れてしまうと思って
それが怖くって
あの後君を抱きしめたのは
君が待っていた腕だったかな
僕は何もわからないけれど
そう、信じて
今もまた、泣き喚く
ガラスの旋律を、僕の化身として
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