|
|
|
出会えたことが夢だといいのに。
|
作詞 由斗 |
|
出会えたことが夢だといいのに。
今更になって、言い聞かせるように、何度もつぶやいた。
目の前を通り過ぎていく君は、あの頃よりもずいぶんかっこよくなったね。
その心の中も、変わってしまったのかな。
私のこと、覚えてる?
あの日、ちょっと遅くなった放課後いっしょに帰った。
初めて自分から手をふった。「バイバイ」大声で。
幼心はドキドキに震えていたけど、君が好きだと、笑った。
あの日から、何度夏が過ぎたかわからない。
まだ子供な私たちの中で、たぶん、いろんなものは変わっていった。
君は、私の中でまだ笑ってる。
君の中で、私は笑ってる?怒ってる?私は、いる?
いつまで、好きでいればいいのか。
君が最後で、最後だってよくて、それくらい大切だった。
心で呼ぶ。君を。
思い出す。あの日話した会話。顔。
忘れられない。
でも、出会ってないことにできればいいのに・・・。
忘れられないなら、あの日と同じ君を戻して。
出会わなかったのなら、私は今に笑っていられたのかな・・・。
|
|
|