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掃除はちゃんとやりましょう
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| 作詞 ①組 |
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夏休み直前の最後から二回目の掃除。
明日は大掃除だから最後くらいやってもらわないとって思って
一学期中ずぅっとずぅっと
何にもしてなかったヤツに向かって
低い低い声で
闇から迫ってくるような声で
静かに怒った。
多少汚い言葉も使って
今まで無理に話してたけど
もう限界だったから
ホントは中一のときの
初対面のときから
大嫌いだったから
二度と話さなくても良いと思ったから
怒った。
甘ったれのあいつは
「明日でいいじゃぁ～ん」
とか言ったから
さらに声を低くして
言葉を荒くして
睨みつけながら怒ってみた。
あたしの迫力に負けて
ちょっとビビッタあいつは
そそくさと無理矢理友達を連れて
掃除場所に向かった。
でもその友達もあんたのこと嫌ってるんだけど。
てか、クラス中から嫌われてる事に
あんたはいつ気が付くのかな？
あたしはすっごくスッキリした。
案の定周りにいた２～３人くらいにはビビられたけど
そんなの関係ないくらいにスッキリした。
後で無理矢理連れて行かれた子から
「何であんなに怒ってんの？バカじゃん？」
って言ってたよ。って聞いたけど
そんなことは聞こえない。
心にかすりもしない。
本当にあたしが怒ったらあんた泣くかもね。
あたしは寸劇部。
友達と二人で結成したくだらない部。
部って言っても学校関係ない。
普通の会話をわざとらしい演技にのっけて演じるの。
あんたなんかに本気で怒ったらもったいないから
寸劇したんだよ。
まんまと騙されたあんたは
何かおどおどして可哀想だね。
まぁ、自分が悪いんだけどね。
これで反省したかしら？
あたしは光の部分と闇の部分を持っているのよ。
光の部分は明るすぎるモノから普通くらいのモノまで幅があるけど
闇の部分は漆黒しかないからね。
覚えておいてね。
あたしはねちっこくて
奥が深くて
しつこい性格だって事を。
あたしの光の部分に騙されたお馬鹿さんへ。
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