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いじめ
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作詞 梓沙 |
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いつも朝は涙がこぼれ落ちる
行きたくない みんなに会いたくない
そう、僕は今いじめられているのだ
一昨日は上靴の中に画鋲が入っていて、
昨日は教科書がゴミ箱の中に捨てられていた
その度に何度涙をこらえたことか
誰も僕を助けようとはしなかった
僕を助けたりしたら
今度はその人がいじめのターゲットになるからだ
みんな怖いんだ
僕も怖い
親は僕がいじめられていることを知らない
先生は見て見ぬふりをした
僕は孤独なのだ
誰も救ってはくれない
真っ暗な世界で一人生きていかなければならない
もう涙も流さなくなっていた
感情もどこかへ消えていた
休み時間には外を眺めながら
ただひたすら時間(とき)が
過ぎるのを待つだけ
そんな生活を僕は毎日送っていた
もう生きる気力もない
「死のう」
僕はそう決心した
お母さん、お父さん、ごめんなさい
せっかく生んでくれたのにね
弱い人間でごめんなさい
でも、もう耐え切れないんだ
頭がおかしくなりそうなんだ
本当にごめんなさい
さようなら
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