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恐怖の館 後編
作詞 ●紫陽●
それでは、続きをお話しましょう。
どこまで話したか・・・・
あぁ、そうそう椅子までだったね。
それじゃあ、どうぞ・・・・

椅子に座ると
ビニールのシートがビッタリと 皮膚に張り付いてきました。 

僕は 恐怖と不安でいっぱいでした。
喉はカラカラで 服は汗でジメっとしています。

どくん・・・・どくん・・・・どくん・・・・

ふと気付くと いつの間にか女の姿は消えていました。

しかし そのかわりに そこには年老いた皺だらけの男が
立っていました。 ジッとこちらを見つめています。
頬を熱の無い汗がつたいました。

コツ・・・コツ・・・コツ・・・・

老人は無言で 僕の方へ寄ってきます。

老人は僕の鼻先まで近づいてきました。

どくん!どくん!どくん!

僕は何とか動く 乾ききった唇を使い
絞るような声で 老人に聞きました。








「やっぱり抜くんですか・・・?」
「まぁ、君の虫歯は神経までたっしとるからなぁ」
「・・・・・・そうですか。注射も - 」
「あぁ、するよ。だって麻酔せんと痛いぞ?」
「・・・そうですか」

チュイィィィィィィイン・・・・・   ぎゃあああああああ・・・・・・


コレでおしまい。
怖いね。 怖いね。 あぁ怖い。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 恐怖の館 後編
公開日 2005/07/18
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 後編!
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