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nutcracker doll
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| 作詞 黒翼色 |
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背中につけられたレバーに力が加わる
ゆっくりと口を開く青い瞳を持った木の人形
口の中に胡桃を入れられ、口を閉じる
ゆっくりと力を加えられ、大きな音をたてて割れる
人形の周りには大きな破片や小さな破片が飛び散る
口の中には胡桃の実が隠れるように残っている
背中のレバーにまた力がくわえられる
ゆっくりと開かれる口 取り出される胡桃の実
人間の口の中へと消えていってしまった
その光景を見えない青い瞳で見つめている
兵隊の服のような赤い服を身につけて
見えない世界を見ようとする青い瞳
何も見えない 何も映そうとしない
ただただ前を向いて何か見えないものを見つめてる
その青い瞳から何か感じられそうで何も感じられない
目を合わせて見つめてみても何も伝わってこない
何を見つめている？何を探している？ねぇ、何を？
見えない世界を心の目で見ようと努力してるの？
レバーを動かせば口は開く でも、答えは出ない
答えを求めたって喋らない 木の人形だから
この世に生を受けたわけじゃない 形を変えただけ
木は生を受けたけど人形は生を受けてはいない
木は口を持たない 人形は口を持つけれど
人間のように喋ることはできない 喋りたくない
人の役にたてばいい 人形はそれ以外することがないから
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