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garbage box
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作詞 一 林 |
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気付いたら立ってたんだ
目の前の箱をじっと見つめる
捨てられすぎて膨張して
それでも入りきらなくて 外に溢れ出しそうだ
無理矢理詰め込んだからか?少しヒビすら入っている
今まで目を背けてきたんだ
いつか誰かが燃やしてくれるさ
それでも現実 誰一人 カラスすら来てはくれない
おいおいどうするんだよ?捨てたいモノはまだあるぜ
どれほどそこに立っていただろう
おかしいな 箱の中のモノが
全部 宝物に見えてきたんだ
あれは幼い頃の夢
あれは束の間に見た少しの希望
今にもこぼれそうなのは あの人への想い
ゴミ箱をひっくり返して
中身を全部ぶちまけて
ヒトツヒトツを手にとってみたら 涙が一粒 こぼれた
聞こえたのはタイヤの軋む音
目に入ったのはゴミ収集車
ふざけんな今更来やがって
ここにあるのはゴミじゃない
捨てたわけじゃない 引き出しが空くまで置いておいたんだ
全てを抱きしめて叫んだ
代わりにこいつを持っていけ
ヒビ割れた箱を押し付けた
いいんだ もう捨てるモノなんて何もないから
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