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月と太陽
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作詞 ハル子 |
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キミとボクは出会った。
とある図書館で。
それは偶然とも呼べる必然であり、
それは必然とも呼べる偶然である。
背の高い、凛とした雰囲気のキミは
とっても優しくて穏やか。
小さくて、ちょこまか動く幼いボクとは
まるで正反対。
静かな月と元気な太陽。
似てるんだけど、違うモノ。
だからでしょう?ボクはキミに惹かれてく。
書架の一番上の段。
絶対読みたい本なのに、小さなボクには届かない。
ぴょんぴょん飛び跳ねるボクをよそに、
キミは軽々とその本を取ってくれる。
「ハイ、どーぞ」
その一言と優しい笑顔に、不覚にもボクはやられた。
静かな月と元気な太陽。
似てるんだけど、違うモノ。
だからでしょう?キミがいなきゃダメになる。
静かな月と元気な太陽。
キミと同じ空に昇ること。
たったひとつ。それが今の、ボクの叶わぬ願い。
今度またキミに会えたら、今度は何から話そうか?
沢山沢山ありすぎて、どうしようかと悩んでしまう。
でも、絶対に伝えたい。
たったひとつ。それが今の、ボクのホントの思い。
『キミが、好きなんだ』
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