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ぼたん花火
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作詞 礼央菜 |
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川原に浮かんだ
屋形船の光が 揺らぐ水面(みなも)に
混ざり合って溶けた
似合わない浴衣着て
結べてない帯はがさつだけど
あたたに会うために 一生懸命
頑張った 笑いながら待ち合わせ場所
手を握って歩いた瞬間
大きな音たてて
花ひらく それはぼたん花火
そしてすぐに 塵になる
一瞬だけのたからもの
真っ暗な空になっても
いつまでも お祭り騒ぎは終わらない
人ごみの中から
姿がみえなくても
手だけは離さずにいたね
雑路にまじって 触れ合う手と手
だけど あなたならすぐに見つけられる
蛍が私の肩にとまった瞬間
小さな光がそっと
かがやいた それは夢みたいで
また闇に染まり 飛んでゆく
一瞬だけのたからもの
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