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真夏の花
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作詞 ヴィヴィアン・セブン☆ |
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大輪の花咲く土手の川原で
見つめていたのは恋人なんかじゃなくて
真夏に咲き誇る花だった
南風を受け 沈む瑠璃色の空を見上げて
土と風の匂いが混ざった 乾いた空気を吸い込んだ
朝顔がすまして 浴衣とあたしを着飾った
「ありがとう」 しおらしく見えるかもしれないわ
土手に集まる 昔懐かし和風美人
団扇で御顔と胸に秘めたる想いを隠して
溢れているわ 人は皆♂♀同士で
大輪の花咲く土手の川原で
見つめていたのは恋人なんかじゃなくて
あたしの男は すでに空へと旅立ったから
肩を抱き寄せられることもないのよ
恋しくて恋人達の番となったあたしは
まだ人の肌を愛しているから
あたしの心は 今でもあなたに預けているから
泣きたいくらい暗くなり そこに華やいだ夏のともし火は
真夏に咲き誇る彼だった
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