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最後の言葉
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作詞 神 |
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彼との出会いはバカらしいけど
彼のナンパから始まった
「たくさんの人の中で
一番目立つその笑顔は
一瞬で僕を虜にした」
と彼は私に照れながら話してくれた
でも私にはその時私を愛してくれる人が居た
ナンパするほど軽い彼なのだから
「彼氏が居る」と言えば彼との関係は
切れるだろうと思った
だけど
彼はこう言った「それでもいい僕は君が好きだから」
私の方が軽かった
彼は優しかった
バカだった
単なるサボリ魔だった
でも
彼氏以上の存在にはならなかった
だから言った
「ごめんね。彼氏以上には思えない。」
でも彼は最初と変わらない言葉を言った
「でも君が好きだから」
「気が向いたらまた電話でもしてよ」
この時私は何も知らなかった
『じゃ。ばいばい』
これが最後の言葉だった
彼は生まれつき体が悪かった
大きなショックがあると熱が急激に上がる
そして死に至った
悔やんでも悔やみきれない
私があの時あの言葉を言わなければ
あなたは私の知らない場所へ行かなかったのだから
どうして言ってくれなかったの?
ホントは大丈夫じゃないって
最後の最後まで格好つけて
何処まであなたはバカなんですか?
いつも通り元気な笑顔で戻ってきてください
待ってるから戻ってきてください
格好なんてつけなくていいから戻ってきてください
あなたの事愛してるから誰よりも愛してるから
戻ってきてください私の元へ
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