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Here
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作詞 愁子 |
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小かった頃 よく虫を殺めた
何も知らず 潰しては喜んだ
醜いものが大嫌いだった
無防備で 地をはいつくばり
雨の日は葉っぱの下
そぅっと近づいて
後ろから グシャリ
一瞬で消えてしまう 何か は
そこに在たと亡骸を残して
無垢で残酷な僕は
どれほどを 無に帰してきたのか
つぐないきれぬ罪に
涙を流すことも許されず
希望さえ焦点があわないこの晴れた日に
僕はのうのうと テレビを見つめ
何を得る事もなく 無駄に過ごす
虫以下に生きる価値も無い
なんのために生きているのか
どうすれば良いのかわからずに
暗闇をさまよい続け そして光も見当たらずに
いつか誰かが
僕にそぅっと近づいて
後ろから グシャリ
空を仰いだ右手に
ゆっくりと舞い降りた君に
僕は独り言のよう
ぶつぶつと苦しみをうちあける
いつか誰かが
僕にそぅっと近づいて
後ろから グシャリ
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