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証
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作詞 凛蘭 |
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私は今、べつに特になんの不便もなく生きてる。
ただ夜がきたら明日がきて、また夜がくる。
…それだけ。
きのう真友が死んぢゃった。
あっけなかった。
なんも残んなかった。
ちょっとの悲しみぐらいしか。
私は生きようと思う。
つらくても、きっとどっかに光がある。
信じたい。暗闇だけの世界はないと。
そして、
私は私の生きた証を残したい。
私が生きたことを、生きていたことを、生きた証を。
生きた証を。
…病気になった。白血病。
もうちょっとで死ぬんだってさぁ。
私が死んでも明日はきっとくるし、
私が死んでも夜はきっとくる。
でも、でもね?
私が生きたことを忘れないで。
そして、私の死を少しでいいから悲しんで。
死ぬのは怖いことだけどそれを恐れたら
きっと前にはすすめないから。
だから前を向いて生きる。
明日も笑えるように。
死から目をそらさないで。
私の死を見ていて。
自分の生き方に誇りを持って、
笑顔で人生を終える。
みんなも笑顔で見送って…。
ばいばい。
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