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十\字架 U
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作詞 イチゴミルク |
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移ろう世界ですれ違う大勢のヒトを
怖いと思うなど今日と言う日が初めてだ
正常な右目が見せる世界は
単純で機械的な普通の日常
隠された脅威を見いだせない
冷たい汗 動かない足
真実の左目は白い布に覆われたまま
痛みはせず でも光は見ず
ヒトのフリした敵を見落として
どうすればいい?見分けられない
僕が救うべき魂はどこなの?
怪しい笑顔の少女は僕を抱きしめて
人間の温もりと悪魔の冷酷さを説く
同じ世界に生きる友は僕に
「自分に近づく奴は疑え」と
寂しげに笑って呟いた
「人間は全て敵に見える」
守るべきヒト達が明日には違う存在に
疑わなきゃ そう始まらない
そういう世界に僕らは生きてる
奪うため戦うんじゃない
儚い命を守るため戦うのに
身に纏った服を飾る十字架
自分を犠牲にするという証
覚悟を決めなきゃ 甘えを捨てて
僕が選んだ道だろう?
過去の過ちを償うために
こうして生きること選んだんじゃない
二度と同じヒトを生まないように
強く生きて 悲しみ越えて
呪われた左目は震え迷う魂を映し
忌み嫌われ ただ邪魔だった
異形の左手は闇を祓う
恐れるな 見極めて
自分の道を真っ直ぐに進め
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