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色
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作詞 tiisetu |
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見えたのは光 手にしたのは現実
全てがあいまいで 意味のない幻想
漂って たどり着いて 流されて
また たどり着いて その大地は 無色で
自分の色に染め上げて そしてまた
別の大地を求めてしまう
どろどろに溶かした 心の絵の具
乾きもしないうちに 飽きてしまった
足跡を残さないように
自分だというものを 残さないように
計画的に 計算高く 緻密に 色を重ね
同じものを造らないように 同じ色にならないように
いくつか大地を回ったところで ふと気づく
自分のしている無意味さに
最初の大地へたどり着いてしまったことに
頭を抱え 悩むけれど
そこでまた 白い絵の具をぶちまける
乾くのを待てないから 次の大地を探す
白くなった大地は 次に来たやつに 塗り潰される
そしてワタシは 前のやつが白く塗り潰した大地に
足を踏み入れ どの色にしようかと 考えながら
また 繰り返し 塗り潰してゆくんだ
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