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修学旅行 【アタシ】
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| 作詞 魔術師 |
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修学旅行が終わった
長かったような短かったような
でもホントは何もなかったかのような
虚無だけが最後に残った
アタシは行きたかったわけじゃない
でもキャンセル料取られるし
一応学級委員だし 実行委員だし
行かなきゃ嫌味言われるし
疲れるだけの修学旅行
楽しくなかった
と言えば嘘になる
楽しかったと言えば
それもやっぱり嘘になる
次はこうしなきゃ とか
こうしないと怒られる とか
そんなことばかり考えてて
楽しむことなんか忘れてた
アタシがいなくても良かったかもしれない
アタシがいなくても楽しかったかもしれない
あたしはただ余計な事しただけかもしれない
それでも良かった
ただ人並みに楽しんでみたかったし
楽しめなくても良かった
実際どちらか分からないけど
自分へのお土産は虚無なのかもしれない
そう思うと
無性に悲しくなった
アタシがもっと有能だったら
みんながもっと楽だったかもしれない
アタシがもっと素直だったら
もっと楽しんでたかもしれない
少しだけ
何もしないで楽する生き方が
羨ましくなった
でもアタシはきっと
そんな生き方は出来ない
修学旅行は楽しかったと思う
皆といれてよかったと思う
皆が無事でよかったと思う
皆が楽しめてよかったと思う
皆が楽しめるのなら
嫌なこと全部引き受けてもいいと思う
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