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戦
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作詞 黒翼色 |
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爆音と鳴り響く荒れた大地の上で
多くの者が倒れ、無雑作に転がっている
黒光りするモノはもう役立たずのガラクタ
赤いモノは悲しい運命を背負ってたガラクタ
どちらももうただの役立たずのガラクタ
大地はガラクタに埋め尽くされ足場は無く
哀れな眼差しだけが大地にむけられていた
生臭さと火薬の匂いだけが漂っている
耳の中に広がるのは悲しげにふく風の音
頬をつたうのは後悔と悲しみの混じった涙
心を狂わすのは自分の失敗を責める自分の意志
嗚呼、君たちは悪い部下だ 僕の命令を破ってしまった
最初で最後の命令だったのに『誰も死ぬな』そう言ったのに
僕だけ生き残ったって何もいいことなんてないじゃないか
命令違反をして消えてしまって一人でどうすればいいんだよ?
最後に皆で笑いあおう そう数時間前に誓って叫んでたのに
今、この荒れた地の土を踏みしめているのは僕だけじゃないか
赤く染まった服 足元は黒光りするガラクタと赤く染まったガラクタ
声をかけても返事はこない 揺さぶったって閉じた瞼を開いてはくれない
僕はこのまま立ち尽くしていたらいいのかな? もう国には戻れない
戻るための顔もない こんな顔して戻っても笑いモノにしかならない
数時間前まで笑ってじゃれあってた仲間は醜い姿に変化していた
もう彼の面影は何も残ってない 記憶の中の君しかいない
君に残された国の者はどうするつもりなんだい? 大切な人だろう?
僕は戻らない 君の隣でゆっくりと眠ろう ほら、もう真っ暗だ
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