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憐れ絶夜
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作詞 威地 |
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この夜は長いと 瞬く星が 伝えてくれた
静寂に心を 奪われた宵闇
凍てついたこの手を 温めようと 白い吐息を
包みこむもやはり 寒さが身に沁みて
失うことに慣れても温もりには慣れない
いつでも逃げ道を用意してきたから
何を夢見るの?何を望んでいるの?
答えを出すことさえ怖くて
先延ばししては後でまた苦しむよ
自分の心を覗きたい
観月橋を渡る 今夜の月は朧 生魄
滴る夜露より 冷たいよ 涙が
希望を謳っても その光が闇を創り出す
破壊にも等しい 愛しい人の性(さが)
穢れを吐き出して尚 洗い流そうとする
汚れた逃げ道を歩き続けたから
何が哀しいの?何に泣き続けるの?
この心と向き合いもせずに
壊れてくことに悦びを感じるよ
絶望という名の楽園
何処に逝きたいの?どの景色が見たいの?
逃げ切ることなど出来ないよ
助けなどいいと強がるのが得意で
道を引き返せない
逃げ道は無いと気付き始めた頃に
搾り出した声は微かに
本音にも似てる 忘れていた感情
ただ幸せになりたかった
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