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大好きな雪だけど・・・
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作詞 黒翼色 |
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大好きな雪 南では珍しいから大好き
学校のベランダの手すりから身をのりだし
やんちゃな子供のように一人ではしゃいでた
積もることはなかったけれど髪に雪がついたり
手の中で水に変化するのを見るのが好きだった
白い小さな飾りを制服や髪に飾りつけて
笑顔で登校する朝が楽しみだった
授業中吹雪が起こり、皆で騒いだことがあった
そんな吹雪の日はあんまり好きになれなかった
静かに舞いおりる白く小さな雪は大好きだけど
怒り狂ったようにふく風に乗った雪は嫌い
でも、静かな雪の日が嫌いなこともある
大好きな貴方が外で待っていてくれてるときに
寒い外で冷たい雪が貴方の体温を奪っていくのが嫌
会った貴方の唇は紫色に変色しててでも、笑顔で迎えてくれて
そんな貴方が愛しくて思わず抱きしめて優しくキスをした
冷たい身体 冷たい唇 でも、笑顔だけは温かかった
綺麗な笑顔 雪と同じ白い肌 レンズをとおして見える貴方の瞳
度が強いせいできつくつりあがった目 最初は正直苦手だった
でも、貴方を知るたび貴方の優しさを身にしみて感じた
白く細い身体 辛くても弱音を吐かない心の強さ
大人っぽい考え 可愛いくて触りたくなる寝顔
授業中にも関わらずに見惚れてしまう これが理科じゃなかったら
たぶん私は赤点人間になっていたことでしょうね
こっちをむいて眠るからどうしても見てしまう
国語の先生が言ってた『人間は左をよく見てる』と
左にある白くて可愛い寝顔をずっと眺めて
少ししか授業内容を覚えていない私
意地悪そうに『見てたやろ?』と方言交じりで言う貴方
図星で無言で教室から歩いて逃げ出した
あいかえあらず意地悪でかっこいい貴方
寝顔だけは可愛くてそんなのを見たら憎めない
貴方はずるい男だね 私を混乱させるから
貴方は意地悪だけどそんな貴方が雪と同じくらい好きだよ
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