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朧げな感覚
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作詞 悠治 |
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過ぎ去りし日々に 忘れてきたもの
どれだけあるのか?
過ぎ去りし日々に 無くしてきたもの
どれだけあるのか?
消え入る前に
虚ろに笑っていた彼も
自分を見て
震えていた君も
朦朧とした影を見たのだろう
朧げに何かが見えたのだろう
誰も知らない
彼が夢の中で殺されていたことを
誰も知らない
君の心が翳っていることを
過ぎ去りし日々に 忘れてきたもの
過ぎ去りし日々に 無くしてきたもの
多く存在するようだ
星達のように
朧げに見えた 過去の幻影
灰色に映って見える
朧げに聞こえた 過去の幻聴
自分を呼んでいるように聞こえる
遠く彼方から 自分に語る
「彼はまだ殺されていない」と
そしてもうひとつ語る
「君はまだ震えていない」と
少しぼやけた感覚
つまり 朧げな感覚
まだ自分の中に在る
朧げな感覚
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