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天使の涙 〜線香花火の夜に〜
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作詞 千笑 |
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オレンジの光が部屋に差し込む
机の上で反射する写真立て
最初で最後の二人の想い出
あんなに元気で明るいキミが
突然泣き出した七夕の夜
儚くて 壊れそうで
一生守ってやりたいと思った
一年ぶりに見た浴衣姿に
照れていることを知られたくなくて
キミをまともに見なかったから
気づかなかった 悲しそうな瞳に
夜の公園に二人きり
線香花火に照らされたキミが
やけに大人びて見えた
キミの瞳に盛り上がる涙
線香花火のタマが落ちるのと同時に
ひとつぶ 零れ落ちた
周りが闇に包まれて
キミはすべてを話してくれた
急な引越し 突然の別れ
涙を流しながら
オレを見つめるキミ
震えるキミを抱きしめて
最後のキスをした
「愛してる」
何度も何度もつぶやいた
そして写真を撮った
忘れないよ
今でも愛してる
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