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懐色世界(クウシキセカイ)
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作詞 川上春来 |
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懐色世界(クウシキセカイ)
コポコポコ コポコポコ コポコポコ シュッシュ
コポコポコ コポコポコ コポコッコ シュッシュ
白いタイルの街の途中
アンティーク気取りの喫茶店
中からウサギがしゃしゃり出て
珈琲はいかが?と誘う
七色煙のキセルを喫う
シルクハットの老人が
セピア色の地図を広げ
小石を一つ置いていく
珈琲製造器(コーヒーメーカー)から 零れる蒸気
瑠璃色の泡を 音を立てて吐き出す
フラスコの湯を熱くして 流れる出る柔らかな香り
目をつぶれば回り出す 色鮮やかな古き思い出
夕日目映く照らす窓 レンガの壁にぶら下がる
時計の針に合図すれば 窓の向こうが夜に変わる
寄せては返す波のように
照明ライトがチラチラと
焦げ付いた思い出達
命を得た光が照らす
珈琲製造器は 息を止めて
褐色の液を 香りを放ち溢れる
トレイに乗ったカップ達が 和音(コード)を奏でてテーブルへ
七色煙と混ざり合って 天空で空気に溶ける
地図に乗った小石達が 自由に世界を回り出す
夢とも知らぬ灯りの下で 世界に命宿り廻り始める
コポコポコ コポコポコ コポコポコ シュッシュ
コポコポコ コポコポコ コポコッコ シュッシュ …
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