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青い翼に白い絵の具 黒い言葉に赤い涙
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作詞 Mr.pain |
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自分は誰よりも特別だと思ってた
可能性の翼を広げれば
何処へでも飛んで行けると思ってた
手を伸ばせば
夢のように飛躍する自分を見ていた
努力した時の未来ばかりが輝いて
なかなか変われない自分を見つけた
そう。ふと俺は考えてみたんだ
「生まれてから今まで何してたんだ」って
立派な名前をもらって その意を今更に知って
情けなくて 不甲斐なくて でも自分を変えれなくて
いつまでも飛べないから、
この翼はニセモノじゃないか?と思った事もあった
"誰かの為に生きる事"ハァ? そんなの馬鹿馬鹿しくて
親の優しさも温もりも "望んだものじゃない"と
強く言い放った割に
弱過ぎる自分
今更になってでは遅すぎだね
母が俺が思う以上の期待を込めて
「想った」心は今の俺には辛すぎる
「ありがとう」も「ごめんなさい」も見つからぬまま
今現在出来る限りの"言葉"をずっと探してる
橋の下 破れた服を着たオジサンを
憐れに思っていた 情けない過去
我が身に降り乱れる灼熱の闇が
輪郭を無くしたココロをゼロにするんだ
飛ぼうと思えば飛べる俺は
1つ勘違いをしていた
「飛べない」じゃなくて「飛ばない」だって
今ではその勘違いも虚勢でしかないんだけど
「やれば出来る子」が典型的に「出来ない子」
それつまり――
真っ白な自画像を努力という絵の具で
塗ろうと思えばいつでも塗れるのだけれど
"うぬぼれ"という油が
美しい色を1つずつ弾いてしまった
そして今 とてつもないクズになって
落ちた涙で濡れた画用紙
真っ白なそれは滲む事さえ出来ず…
誰かは自分の今を「世の中の所為」だと言った
誰かは自分の今を「自分の所為」だと言えた
俺には分かるんだその言葉の重さが
どんな言葉でもこの声は
後悔の色で溢れてる
今更だけど 飛ぼうか 止めようか
それともこのままヒヨコのままで死んでしまおうか
「自分は誰よりも特別だと思ってた」
今頃の俺は確か野球選手だったっけなぁ
叶わない事がツライじゃなく
叶えない事がツライらしい
つまり、なんだろうか あれ
まぁその気持ちが大切って事かな
青い翼に 白い絵の具
黒い言葉に 赤い涙
迂回に嘆いたその表現は
いつまでも色褪せず
俺自身で共鳴した
違えた道を歩んだ俺の
心そのままの哀れみの歌
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