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月夜のワルツ
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作詞 水無月あげは |
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とりのこされた私には
降り注ぐ雨が似合うの
カサをもって迎えに来て
あなたの影でいいから
現実と理想とのあいだで
ゆらゆら ゆらゆらゆれている
月影の詠んだ歌は
今夜の星を創るから
雲の切れ間には
虹を架けて渡ればいい
天(そら)の国へ続くように
祈り出す 私は闇
とりのこされた私は
手探りで繋がろうとするの
あなたの香り手繰り寄せて
月明かりで閉じこめる
愛してるの言葉で
痛い 痛い傷を舐める
深く蒼い海の音は
明日の風を靡かせる
こぼれ落ちた雫で
空の心を満たすの
そして船を浮かべて
漕ぎ出した 私は何?
捨てられた私は
泣く事も知らなかった
流れ星のしっぽは
早すぎて掴めない
とりのこされた私と
雨が踊る月夜のワルツ
どんなにまってても
あなたは迎えに来ないのね
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