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強がりは臆病だから 〜第A章〜
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作詞 **RAZERU** |
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君は前よりずっとずっと優しくなりました
あたしの強がりを見抜いてくれて
あたしがどれ程君を好きなのかとか
臆病なことを理解してくれたのです
あの時本当はとても悲しかった
流れおちた涙はくやしさでなく悲しさを意味し
髪はほんの少し分からない程度
切ることができただけなのです
それは君を好きで好きで仕方なかった
あたしなりの精一杯の強がりだったのです
あれから君はあたしの電話には必ず出てくれて
休日は一緒に過ごしてくれるようになりました
こんな勝手なあたしのことを
前より大事にしてくれるのです
あの時本当はとても悲しかった
電話に出れなかったのは「別れよう」と言われそうで
怖くてしかたなかったからで
指輪も左手の薬指からはずして
となりの指にはめなおしただけなのです
それは君を好きで好きで仕方なかった
あたしなりの精一杯の強がりだったのです
だから
あたしが君へ宛てた「さよなら」は全て
臆病なあたしの強がりでした
最後ぐらい君の負担になりたくなかった
本当に好きな人のもとへ笑って行ってもらう為の
あたしなりの君への恩返しのつもりだったのです
けれど君はあたしに
「ひとりにしてごめんね」と言ってくれました
そしてあたしの左手の薬指に
ちっさなダイヤのついた指輪をはめてくれて
「これからも一緒にいて下さい」という最高の言葉を
君は顔を赤らめながらもくれたのです
あたしに内緒で働いて
必死に選んで買ってくれた指輪とそんな君は
今もあたしにとって『一番』なのです
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