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春の夜更けて
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作詞 ハル |
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春の夜の夜明け前
そこには求める静寂があり
普段と違う街がある
いつも賑やかな大通りさえ
音も立てずにたたずんで
信号機はただ色を変え
道行く人は見当たらない
間近に迫った春の息吹と
まだ肌寒い大気を感じ
己の呼吸の音を聞き
夜空を仰ぎ星を見る
春の夜の夜明け前
そこには求める時間が流れ
昼間にはない価値がある
稀にすれ違う車の中には
疲れてやつれた人の顔
明かりの点いてる家の中には
生を諦めた悲しい骸
そんな物しか見えない夜は
この大空を見上げてごらん
周りの音を取り込んで
今いる街を感じよう
春の夜の夜明け前
そこには求める静寂があり
目には見えはない何かがある
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