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作詞 久渚湊 |
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時々酷く、不安になるの。
鏡の向こうに映る孤独
月下で零れた波の刹那
風の隙間に攫われて
手を伸ばしても届かない、夢を、見る。
貴方が居るだけで、それで、良かった。
そう思ってた筈なのに。
いつの間にかこんなにも
貴方を求めてる。どうしようもなく。
『もっとずっと、抱き締めていて。
愛してる、って囁いてよ。
その言葉で、その腕で、
私を此処に、繋ぎとめていて。
我侭だって、解ってるけど、
ねぇ、お願い。』
云えないけれど、…云えないけれど。
見つめる視線に、言葉を溶かすから、
どうか、気付いて。 欲しいの。
時々酷く、怖くなるの。
言葉の刃が抉る傷跡
触れた指先の冷たさに
微妙な距離がとても痛くて
自分の不甲斐なさに、泣きたくなる。
いつからこんなにも、貪欲になったんだろう。
求めてしまう私を、どうか、許して。
想いが募れば募るほど、
苦しくなるの。どうしようもなく。
『もっとずっと キスしていて。
一時だって 離さないでいてよ。
その唇で その指先で、
私を貴方に、縫い取めて。
鳥籠に閉じ込められたって構わない。
ねぇ、お願い。』
届かないけれど、…届かないけれど。
抱き締める腕の力 ほんの少し強くするから
どうか気付いて。 欲しいの。
貴方は気付かないのでしょうね。こんな女心など。
貴方は知らないのでしょうね。こんな気持ちを。
だけど。
『 』
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