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海岸線
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作詞 なちょ |
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こんなに大切なもの全部なくしてしまうなら
最初から知らなくていい
全部捨ててしまえ
顔を背けることで楽になった分あとまわしも増えて
気づかないように振り絞った声にいつかまた泣くの
積み上げた箱にいろんな笑顔を重ねて
隙間にはあたしがいろんな思いで歩いた道がある
あの日見た空に見つけた風船
やっぱり捕まえておけばよかった
繰り返す後悔と足跡だらけの砂浜
嫌になるほど悩んだ標し
ちっぽけなあたしは小さな事にたくさん泣かされて
立ち上がろうとするたびまたつまずく
嫌なら目をつむってしまえ
手探りで歩いてつまずくのは悪くない
春、あたしの密かな確かな決意
日焼けした肌 色褪せた真っ白だった壁
もうちょっとだった いつもあと数センチのあたしの壁
あの日地図を食い入るように見つめてた人
道を教えてあげればよかった
繰り返す罪の味と呑み込んでしまった砂
確かに苦くて熱をもった思い
ゆうべ洗い忘れたコップ
洗って拭いとけばよかったのに
重なった水平線と水面 乾いた唇
微かに髪に残った最後の誓い
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