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左手
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作詞 史織 |
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あなたとあたしの指が甘く絡んだ帰り道
つい昨日のことのようね
「今日は満月だね」なんて
そんななんでもない会話が 今ではこんなに愛しいなんて
吐く息も真っ白な寒い夕暮れの中も
繋いだ左手からあなたの体温が伝わって
温かくて心地よくて
このまま時間が止まれと祈った
明日も明後日も 桜咲く季節が来ても
いつまでもあなたの体温はすぐそこにあると思ってた
そんな日々が嘘のよう あなたの温もりはどこにもなくて
からっぽになった左手は もうあるはずないあなたの温もりを探してて
寂しくて 冷たくて 死んでしまいそう
そこにいるのが当たり前だった
失くしてやっと気づいた 当たり前の大切さ
失くしてやっと気づいた あたしの中のあなたの大きさ
なんで気づかなかったの?
なんでわからなかったの?
からっぽになった左手に 刺すような冷たさが痛い
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