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君に贈るよ。
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作詞 操 |
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今でも鮮明に覚えている君の姿。
あのしぐさ、
あの声。
もうここにはないんだ。
もう僕は見ることがないんだ。
本当はもっとずっと前から言わなきゃいけなかった言葉。
でも別れは突然で、
今から言っても伝わるか分からない―・・けれど
今でも間に合うかな。
今でも聞こえるかな。
今まで言えなかったこのコトバ、このキモチ。
この照りつける太陽の中、
僕は砂浜を、
僕は裸足で、もがきながら、
走って探しに行ったんだよ。
君に伝えても恥じない言葉を。
今更思い出したこの気持ち。
好きだった、
大切だった、
恥ずかしかったけれど。
今じゃダメなのかもしれない言葉。
本当はもっとずっと前から思い出さなきゃいけなかった気持ち。
でももう間に合わなくて、
今から言っても伝わるか分からない―・・けれど
今でも間に合うかな。
今でも聞こえるかな。
今まで言えなかったこのキモチ、このコトバ。
打ちつける冷たい雨の中、
僕は涙の海を、
僕は息継ぎさえも、忘れながら、
泳いで探しに行ったんだよ。
君に伝えても恥じない言葉を。
そこに待っていたのは崩れ去っていた僕のコトバ、僕のキモチ。
そして分かった本当のこと。
伝えるべきは1つだけ。
僕がすべきことは1つだけ。
100万回でも足りない“ありがとう”。
唇が切れても、のどが潰れても、叫び続けるってコト。
それだけさ。
これこそが君に贈る言葉。
これこそが君に贈るべき言葉。
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