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名もなき花
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| 作詞 クラス |
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見慣れた街並み小石蹴り 俺は今日も歩いてく
目的の場所 蒼い屋根 花屋に並ぶたくさんの
鮮やかな色がひしめく中で 今にも消えてしまいそうな白い花
迷うことなく近づくと 一輪買って持ち帰る
ガラスのコップに水入れて ぼんやりそいつを眺めると
小さな花びら 碧い茎 華奢に見えて真っ直ぐで
思い出の中に在り続けてる 何より愛して止まなかった白い花
手を伸ばしても届かずに ぐっと切なさ込み上げる
名前も知らないその花は あいつと俺の思い出の花
ほんの少し触れただけで 花びら散らす悲しみの花
名もなき花よ 俺の代わりに泣いてくれるなら
おまえを涙の花と名付けよう
そして そっと まぶたをぬぐい 涙の花びら散らそうか
あれからどれほど経っただろう 俺は何とかやっている
かなたに沈む 紅い空 愛を誓った者たちの
賑やかな声が聞こえる中で 決して語ることのない白い花
なんだか俺に似てるって おまえはいつか言ったっけ
どうしてそんなに好きなのか わからなくなるほど狂わせる
笑った横顔 朱い頬 幼気なのに大人びて
全てが愛しく大切だった 愛することを教えてくれた白い花
触れられなくてもそばにいる ぐっと心が熱くなる
名前も知らないその花は あいつと俺の約束の花
惜しみない愛を注がれて 美しく咲いた喜びの花
名もなき花よ あいつの愛を伝えてくれるなら
おまえを愛の花と名付けよう
そして そっと あいつのもとへ 愛の花びら散らそうか
花は咲いて 散っていき いつの日かまた咲き誇る
あいつは散っていったけど 今また俺の心の中で
満開の花を咲かせてる 今もまだ生き続けてる
そして そっと 胸に手を当て 俺の心に語ろうか
さぁ 今日は どこへ行こう おまえと俺と この花と
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