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消えてなくなれ 幻よ
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作詞 悠次 |
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こぼれた雫は 雨なんかじゃない
生温い雫は ポタポタと
地上に落ちては消える
おまえの知らない所で
おまえの知らない人が
死んだところでおまえには
何も関係ないだろうよ
優しさほど非情な物はないと
叩きつけた友情の笑顔
この心さえ笑いながら殺した
消えてなくなれ 幻よ
頭の中で渦巻く陽炎よ
甲高い奇声をあげながら
扉を破って出て行けよ
壊れたものなら 直せるだろうが
消え去ったものは 戻らない
まぶたにただ焼きつくだけ
薄ら笑いをうかべた所で
幸せそうに見えるはずがない
まして幸せとは何なのか
誰も教えようとはするな
思い出ほど邪魔なものはないと
殴りつけた昨日の鮮血が
空を真っ赤に染めるだろう
消えてなくなれ 希望の光
虹色に輝く虚像の光
ドブ川の臭いを放ちながら
無様にそこで朽ち果てろ
消えてなくなれ 幻よ
頭の中で渦巻く陽炎よ
甲高い奇声をあげながら
扉を破って出て行けよ
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