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星の瞬き
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作詞 モ・ス・キート |
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「いつしか人は自分を投げ捨てて
殻の中に閉じこもった
中にいる時間が長すぎたんだろうか
もはや殻だけになった
仕方ないから 市販のペンキで
自分の殻に色を付けた
それを皆が ただ真似をして
いつしかそれを個性と呼んだ
空は境目を忘れて昼と夜の狭間で止まって
いくつかの孤独な星が微笑を投げ掛ける
優しく 寂しく 瞬く
ビルと電信柱を額縁代わりにして
絵になった夜を見た
それは少し悲しそうな表情で
大きな涙を僕によこした
人は
前にただくっついて行くことを好むけれど
前の人もくっついてるだけ
それを皆が ただ偉そうに
いつしかそれを絆と呼んだ
不気味な列から抜け出した人を同じ人が笑い
心の底では自分は違うと胸をなで下ろす
易しく 悲しく 笑う
空は境目を見失って中途半端に暗いままで
いくつかの孤独な星が存在で照らす
必死に 必死に 瞬く
偽物の光が文字をかたどって間違いの道案内
もはやそれも正解と呼ばれていくだろう
一番大事な物は一握りの人が
どっさり抱えるように造られているのに
必死に 必死に 身を削る
それが 美徳と される
それは境目を隠していつまでも変わらぬままで
もはや刃物でないと暴けないんだろう
殻をかぶるのを前提として本音のオツキアイ
誰かのアートを真似して少し変えただけの個性
いつか昼は夜に夜は昼になるのでしょうか
星は輝けるのでしょうか
いつか輝けるのでしょうか
優しく 寂しく 悲しく
瞬く…」
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