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心の雨
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作詞 大井戸 睦 |
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雑踏に埋もれて流されるまま歩いて
ビルの谷間に逃げ込んだ
ふと見上げた空は隙間からしか見えない
でも青い空はいつもそこに在った
強い風が吹いてくる
僕らを見ないで通り過ぎてゆく
心が乾いてしまう前に優しさという水をあげよう
乾いた大地に染み渡って行くそんな水を残さずあげよう
人込みに流れてビルのジャングル歩いて
僕は何処に辿り付くのか
不意に振り出した雨を避けようともしないで
僕はあてもなく走り出していた
冷たい雨が降り注ぐ
僕らの涙を隠しているかのように
乾いた心がそうさせるのか哀しさばかりが胸を埋める
冷たい雨に打たれ続けて僕は哀しさを流して行こう
体が壊れてしまっても
僕の心は澄んだ青空
何もかもを通り過ぎて
今の自分に姿をあげる
人込みの中でも迷わないよう自分の為に何かを見つける
それは僕がここにいる事ここに在る事の証だろう
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