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小さな花
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作詞 ウィングリング |
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小さな花を知ってるかい
理由もなく ただひたすらに
目一杯に 根を巡らせて
生きていた花を知ってるかい
一面緑の 葉の海原に
ひとつ ポツンと佇んでいる
太陽だけが 見守っていた
その花の 存在(すがた)を
綺麗でもなく 大きくもなく
目立たない その姿の
影に隠れていた 温もりを
そよ風が 世界に宛てた
孤独の裏に 潜んでいた
生きる一途な 強い思いと
何よりも暖かい温もりと
優しさを 花は持っていた
便りを受けた 幾千の生き物達が
花を探しに はるばると
海を渡り 山を越えて
求めていたのを 知ってるかい
一面緑の 葉の海原に
本来 立っているはずの
太陽だけが 知っていた
あの花が 消えていた
長年 誰にもみつけられずに
その姿で 背伸びしていた
別れも告げずに 消えていった
花の強さを 君はわかるかい
小さな花を知ってるかい
消えても 空は変わらないが
消えてなくなった その跡に
また新しく 命が宿ったこと
太陽だけが 知っている
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