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麝香揚羽
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作詞 Fujiさん |
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音も光もない寂しさだけが募る夜
あなたという花を探し 僕は彷徨う
月の光に照らされた漆黒の翼を休め
凍える体を闇にあずけて うたかたの恋に…
颯爽と春の日差しの中飛び交う
華麗なアゲハ蝶 それなのに僕は何故か
夜が恋しくて いとおしくて ひたすら月夜を待った
このカラダはまだ見ぬあなた求めて夜を彷徨うの
このココロがまだ見ぬあなたを知っているの
いつかの出逢いを求めて 今宵も闇夜に飛び立つの
僕は出逢ってしまった 今までにないこの気持ち
あの月明かりの下で儚く美しく咲くあなたに
きっとあの欲張りな太陽の光の下では
見つけられないような柔らかくやさしく咲くあなたを
葛藤と夏の月光の中で今宵もあなたのもとへ
蠱惑な香りで僕を惹きつけ 僕があなたを惹きつける
あなたが恋しくて いとおしくて ずっと傍にいたくて…
この世界のどこかに僕はあなたを見つけるために
ただそのためだけに生まれ落ちてきたんだ
だから流れ星に二人の永遠を願って今宵もまたあなたのもとへ
満天の星空の下 溢れる想いをいつまでも
僕とあなたはお互いにお互いをこの香りで魅了しあう
かぐわしき麝香の滴よ 星空に今
永遠に降り注ぐ愛を誓うよ
季節は足早に僕達を追い越していった
二人でいればいいと少なくともあの頃はそう思っていた
でも いつかの別れなんてくるはずないって思いたかった
あの月明かりの下に儚くも美しく散った僕とあなたがいる
ただどこまでも続く銀世界に咲く僕の黒い翼
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