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古本屋
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作詞 李梓 |
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よく行く古本屋
そこは俺の好きな曲がよくかかる
かかった瞬間ガッツポーズ
俺のいっちゃん好きな曲
この建物の中に居るあの人も聞いてんのかな
何か嬉しいし
大人はムダな時間って言うなぁ
でも俺にとっちゃこの世で一番重要な時間かもしんね
本読みながら
あの人のこと考えながら
心ん中で好きな歌を唄いながら
何時の間にやら赤い夕日 見えてきて
もうこんな時間かぁなんてつぶやいたり
さぁ帰ろうと
レジで金払うとき
チラッと見る2階の読書スペース
今日も熱心に本を読むあの人は
髪の毛すげぇ長くて
キレイで
色白で
今時珍しい黒髪
誰だって見とれるよなぁ〜
CMでやってたアジアンビューティーってやつさ
うーん、いいねぇって思ってるうちに
「お会計、1050円です」
太った女店員の声
一気に現実に戻されてちょっと不愉快
店を出る前にもう一度あの人を見て
こっち向かないかな〜
向け!!こっちだ!!そこのねぇちゃん!!おいっ!!!
心ん中で叫んでみるけどやっぱダメで
でも見れただけでも嬉しくて
名残惜しそうに去る俺
おっ…おぉっ…!?
こっち向いた!!??
目ぇ合った!!!
笑った顔も可愛くて
思わず営業スマイル
こんなに純粋に恋愛したのは何年ぶりだろう?
う〜ん…わかんねぇ
俺に考えることを頼んじゃいけねぇよ
考える前にあの人の笑顔が浮かんできて
明日も俺は古本屋に
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